パアン滞在中によく食材を買いにいく、空港入口のマーケット。そのマーケットの入口の近くに、生ゴムの問屋があることに気付いた。
すごい量の生ゴムが積み上げられている。おそらく10トン以上はあるだろう。
いままさに届いた生ゴムを倉庫に積み上げている作業中だった。
なんだか楽しそうに仕事をしている。
こんなふうに仕事をしたいものだな。
これが生ゴム。
ゴムノキの樹液を凝固剤で固めて、薄く伸ばしたものだ。ゴムの原料としてこの荷姿で輸出される。
ミャンマーの生ゴムはいまひとつ品質が悪いといわれている。不純物が多いのだ。その原因はおそらく、設備の整った工場ではなく、個々の農家で生ゴムを製造するからではないだろうか。
これは別の場所、ゴム畑で見かけた樹液の採取。
樹の皮を斜めに15cmくらいそぎ落として、その下端に小さな樋のような金物を打ち込む。
樋の下に器を取り付けてその中に樹液を集めるのだ。
作業は夜から、早朝に掛けて行うのがよいとされる。
生ゴムを製造している工房を一度見学したいな。
(2015年12月10日訪問)