千代稲荷神社

赤い橋や巨大な提灯が印象的な神社。

(岡山県津山市山下)

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慈恩寺から見て、宮川のすぐ下流に、何やらやたらに赤く塗られた一角がある。

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千代稲荷神社である。

神社自体がすごく大きいというわけではないが、赤い橋、赤い鳥居、巨大な赤提灯(ちょうちん)、赤いぼんぼり、本殿の真っ赤な屋根が鮮やかで、庶民信仰の厚そうな雰囲気が満載だ。

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さっそく境内に入ってみよう。

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この神社を最も強烈に印象づけているのは、この巨大赤提灯だ。

境内の随所にならぶぼんぼりとあわせて、異世界に迷い込んだのではないかという感じすらする。

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拝殿と本殿。

社殿は山すそに沿うように南面している。

この山は、津山城の本丸を構成している鶴山(かくざん)という山だ。案内板によれば、この神社はもともと鶴山山頂にあったのが、築城の際に移転させられ、その後再び城の鎮守としてこの位置に遷座したというものらしい。

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拝殿。

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本殿。

本殿は春日造り。きょう見た寺町では春日造りの社殿が多かった。

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本殿の真裏に廻ってみると、賽銭の投入口がある。

たまにこういう神社があるが、裏の賽銭箱にどういう意味があるのかは不勉強のためわからない。

下の穴も気になるところだ。手の届くところに落ちている賽銭を拾って持って帰ってよいとか、そういう信仰装置か?

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社務所。

「稲荷神宜所」という看板が掲げられていた。

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末社のひとつ。

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末社のひとつ。

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末社たち。

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神庫。

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先ほど訪れた慈恩寺とこの神社は、あわせてよほど印象が強かったのか、その後、ときどき夢の中にでてくる。

夕暮れ時の城下町をさまよっていると、赤いぼんぼりの灯った神社があり、その隣りの寺に入ると、内部が多層の大仏殿だというような夢だ。津山に来ればそれを実際に体験できるのである。

(2003年04月29日訪問)

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