美作国の国府があった地域、字総社。
そこにあるのが美作総社宮である。100mほどの広い参道があり、その先の丘陵の上を神社が占めている。
拝殿は入り母屋平入り
拝殿の左側、透垣の手前には神饌所がある。
先ほどの鶴山八幡宮と似た構成だ。鶴山八幡では神饌所は道側だったが。
本殿の形式も鶴山八幡と同じ、中山造り。
屋根はこけら葺きで、軒の斗栱は出組。江戸前期(1657)に改修されたというが、全体からは安土桃山時代くらいの感じを受ける。
鶴山八幡のような品のない彫り物などは目立たず、簡素で神社らしい好感の持てる意匠だ。
境内には他に、水盤舎。
社務所。
末社。
神輿庫があった。
ここ美作総社宮と鶴山八幡とは地域も同じだし、本殿の感じもにている。あとあと、どっちがどっちだったか記憶がまざってしまいそうだ。
(2003年04月29日訪問)