美作街道の街道筋を歩いていくと、道の片側に用水が現われる。この用水は高田用水といって、街道に沿って流れているがほとんどの区間が暗きょになっているため、気付きにくい。
道ばたに井戸のある風情のある崖線があり、ここが明徳寺への入口となっている。
寺へのアプローチは崖線の石段を登るようになっていて、この石段の上は城下町に特有の迷路のような地割りになっていて、武家屋敷も残っている。
明徳寺の入口。山門はなく、鳥居が入口になっている。
寺院に神社が付属している場合、当サイトではその神社を「鎮守社」と呼んでいる。(逆に神社に寺院が付属する場合は、「別当寺」または「神宮寺」。)
この寺は妙に神社っぽい。案内板によれば元は別の場所にあったのがその場所に藩主が陣屋を建てるためここに移転したという。もしかするとその際、神社の境内の続きに移転したのかもしれない。
鳥居を入って最初にあるのは秋葉堂。
その横には稲荷社。
その横には、宝形の仏堂。
何が祀られているかは不明だが、観音堂ではないかと思う。
本堂。
ん~、神社の神楽殿のような感じの建物だなあ。まさか、神楽殿を改造して本堂にした、なんてことはないよね?
庫裏(写真奥の建物)。
本堂の前にある即佛堂という扁額がついた建物。
名前から察するに、座禅堂であろう。
(2003年04月30日訪問)