蓮華寺。近似地区の北のはずれにあった寺。高梁川の西岸の社寺はこれで最後になる。
境内まで車で入ってきたが、徒歩の参道もあるっぽい。来る時には気付かなかったが。
本堂を建築中だった。
修復ではなく、完全な新築。宝形屋根のてり具合などきちんとした宮大工の仕事がしてある。
内部を見ると梁にH鋼を使ってあった。見えない部分は木造と重量鉄骨の混構造で、見える部分はきっちりとした仏教建築にするという意欲的な工務店の仕事とみた。
H鋼を使ったのは堂内の柱を減らすためか、本来使うべき長い松材などが手に入りにくくなったためか。
本堂の左側には客殿、その左に玄関を同時に建築中だった。
庫裏は玄関の奥にあって普通の民家風。
庫裏のさらに奥には位牌堂があった。
位牌堂が本堂から離れた場所に独立して建てられているのはめずらしい。
(2003年05月03日訪問)