定林寺

客殿が入母屋平入りで本堂ふう。

(岡山県高梁市和田町)

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次なる寺、定林寺。この寺はこれまでの社寺よりも高い場所にあり30mくらいの登りになる。

朝から社寺や松山城で石段を登り降りしているので、そろそろ疲れてきた。

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石段を登り詰めると、平らな場所にでて駐車場になっていた。

今回はレンタサイクルで回っているが、車で参詣するならここまで車で登ればよいだろう。

山門はなく、本堂は入母屋造。

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本堂が開いていたので中が見えた。

須弥壇の両側に通路のような空間がある。この通路の奥、つまり須弥壇の真後ろに廊下があり、本堂の裏にある位牌堂や開山堂へとつながっているというパターンだ。

禅宗寺院に多い気がする。

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本堂の裏側に回り込んでみると、案の定渡り廊下があり宝形の堂に接続していた。

おそらく位牌堂であろう。

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本堂の左側には鎮守社の豊川稲荷。

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豊川稲荷の後ろ、つまり本堂の右側にはふじ棚がある。

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本堂の右側、通常であれば玄関か庫裏があるであろう場所には、やはり本堂級の入母屋の建物があった。もしかするとこちらのほうが本堂よりでかいかもしれない。

見えている部分は玄関と客殿が一体化した建物であろう。庫裏はこの客殿の裏側にあるのだ。

(2003年05月03日訪問)

福岡県の仏像 (アクロス福岡文化誌 8)

単行本 – 2014/3/30
アクロス福岡文化誌編纂委員会 (編集)

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