JR備中高梁駅東口にある寺々のひとつ、薬師院。
山の中腹に高く石垣を築いたその威容は、さながら平山城のごとし。
山門は三間一戸楼門の二王門。
こちらは阿形。
こちらは吽形。
境内への登り口には忠魂碑がある。
銃弾の形をした勇ましい碑だ。でもこういう碑を見るといつも思ってしまうのだが、祀られた戦死者はこれで魂が休まるんだろうか・・・。
忠魂碑の横にあった鎮守社。
鎮守社は墓地の中にある。
寺のある斜面が石垣で段々になっていて、墓地になっている。
楼門をくぐるとその先は境内へと続く長い鉄砲階段。
まるでマヤ文明のピラミッドを思わせる壮大な階段だ。すごい石垣だ。
階段を少し登ったところから山門を見おろす。
石段を登りきった正面は玄関。
玄関の右側には庫裏。
冷たい麦茶を接待していた。石段を登って息も切れ切れだったので生き返る。
庫裏の前には鎮守社の稲荷社と鐘堂がある。
稲荷大明神。
鐘堂は後ろに見えているが、単独で写真を撮りわすれた。だいぶ疲れてきているな。
庫裏の右側には方丈。
さらに右側には本堂の薬師堂。
江戸初期の建築といわれ、県重文になっている。
薬師堂の内部は須弥壇があった。
手前は護摩壇か。
境内から駅の方向がよく見える。
(2003年05月03日訪問)