ケータッパゴダ

馬が座ったような小山に仏塔がある。

(ミャンマーカレン州パアン)

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サルウィン川西岸の道を北へ。

パアプゥ村を過ぎると、道は河畔を離れ田園の中を進む。

広々とした田んぼの先にはこれから目指すモゥクディ山(下写真右)や、その他の小山が見えてくる。きょうはあの山並みの裏側まで行くつもりなのだ。

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ケータッ村というところに差しかかったとき、道ばたに小山があった。

このくらいの小さな山は衛星写真ではわかりにくく、事前に調べるのはほぼ不可能だ。現場に行ってみて初めてわかる場合が多い。

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馬が座ったような外観の独立した小山だ。パゴダがいくつか建てられている。

これは素通りするわけにはいかない。

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だがパゴダへの参道ははっきりしない。この茶堂の横に村の中へ入っていく枝道があるのでそこからなんとなく小山に近づくことができた。

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これがメインのパゴダ。

山の中にもいくつか小さなパゴダがある。

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中腹には初転法輪仏があるが、登る道がよくわからない。

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山頂への道もわからない。登るには藪漕ぎが必要そうだ。まあ、登ってもここから見えるとおりのパゴダがあるだけのように思われた。

鍾乳洞などがあるのなら、道なり石段なりがあるはずだから。

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僧房。袈裟が干してあるので、お坊さんは住んでいるのだろうが、ひと気がない。全体的に荒れた寺だった。

寺の名前もわからなかったので、村の名前をとってケータッパゴダとしておく。

(2016年12月18日訪問)

復興建築 モダン東京をたどる建物と暮らし (味なたてもの探訪)

単行本(ソフトカバー) – 2020/12/2
栢木まどか (監修)
関東大震災後、現代の東京の骨格をつくった「帝都復興計画」と、未曾有の災害から人々が奮起し、建てられた「復興建築」を通して、近代東京の成り立ち、人々の暮らしをたどります。

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