タンニョ僧院の山門と道をはさんで反対側にも寺があった。正直なところ、素通りでもいいかなという程度の小さな寺なのだが、タンニョ僧院の門前にオートバイを駐車したその勢いでこちらの僧院にも参詣していくことにした。
寺はやはり小さな丘陵の尾根にあった。
山頂部分に金色のパゴダがあった。
境内は600坪くらいだろうか。実際には山の法面がほとんどなので、境内はかなり狭く感じる。
対になるタコンタイはパゴダのタタキの外に建っている。
鐘つき柱もタタキの外。
パゴダの隣りには吹き放ちの仏殿があった。
仏殿の内部には初転法輪仏。
仏陀がはじめて説法をした場面を表した仏像だ。変わっているのは、仏陀が地球儀の上に乗っていること。仏陀の教えが全世界にあまねく広がることを表現しているのだろう。地球儀という新しい概念を仏教美術の中に取り入れていくのがミャンマー流なのだ。
日本でも江戸初期には地球儀はあったのに仏像や仏教建築に取り入れられたという話は聞かない。
境内にはほかに、講堂や僧房がある。
こちらは水垢離場。
境内の北側には徒歩のみで入れる裏門がある。
(2017年01月04日訪問)