タンニョ僧院

僧院というよりも学校といったほうがいいかも。

(ミャンマーカレン州パアン)

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ウィンセイン町は、仏教の聖地ターマニャヒルの門前町であり、登山口の前が町の繁華街になっている。

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これから向かう寺は、その繁華街から伸びる枝道の先の丘にある。

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寺への道の両側は住宅街だ。

ウィンセイン町はターマニャ僧正の信者たちが集まって出来た町だという。

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しばらく走ったら、丘へ登る回廊があった。

ここが目的地なのか。

名前はタンニョ僧院。「タンニョ」は「茶色の山」というような意味。

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回廊の入口には両側にゾウがいた。

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阿吽の像ではなく、両側は同じポーズ。

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このように山のふもとから回廊がある場合は、山上の境内を歩き回るのに困らないようにサンダルを持って上がる。

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あれ?

ちょっと想像してたのと違う。

間違えてとなりの学校に入ってしまったようだ。

石段を上り詰めたところは、境内というより運動場になっている。

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寄宿舎は二階建て。

ミャンマーの田舎では僧院が学校の役割を持っている場合があるが、これは寺の要素が少なく、僧院というよりもほぼ学校である。

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これが教室かな。

きょうは祝日なので授業はやっていないようだ。

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学校とはいえ、公立学校というわけではなく、やはり寺が運営しているのだろう。

校庭の一部にパゴダがあった。

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パゴダに枕のようなものが干してある。

何に使うのだろうか。

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校庭の一角にあった聖人紹介所。

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中に祭られているのは誰だかはわからない。姿から、ターマニャ僧正じゃなさそう。

この僧院を建てた人かもしれない。

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寄宿舎から斜面を降りたところに浴室と東司(とうす)がある。

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せっかくなので浴室の中も見てみた。

中央の水槽から手桶で水を汲んでカラダを洗うのだ。以前、海水浴場でこうした設備を使ったことがあったが、男同士でもハダカになることはなかった。

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東司。つまりトイレである。

夜、真っ暗な中で寄宿舎からこのトイレを使うのは怖いだろうな。

(2017年01月04日訪問)

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西 和夫 (著)

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寺院建築の架構が最も理解しやすく書かれている本だと思います。