続いて、
「向麻山公園」へ向かう途中、裏道を通っていたら「向麻山公園児童広場」という別の公園があった。広い意味での向麻山公園の一部なのだろうが、ちょっと距離が離れてるためか人っ子一人いないさびれた公園だ。
大した目立つ遊具もなさそうなので通り過ぎようとしたら、片隅に箱ブランコを発見!
同形の遊具の事故で裁判が起こされ、2000年ごろから起きた遊具狩りで、全国の公園から撤去された禁断の遊具である。
この遊具の危険なポイントは、ブランコの底面と地面の間に挟まれることであり、この例のように充分なクリアランスがあれば事故は起きにくい。
しかしメディア報道が過熱し、おそらく正義に駆られた住民や町内会などが訴えた結果、わずかな期間で日本中の公園から一斉に姿を消したのだ。その中にはこの遊具のように、危険性が少ない箱ブランコも多くあっただろうと思われる。
ゴンドラ部分には目の意匠があり、その4本足の外観とあいまって、アニメ『エヴァンゲリオン』の第9使徒マトリエルを彷彿とさせる不気味な雰囲気だ。
広場にあった滑り台。滑り台保存館の分類#167タイプである。
滑降部のところにあるアーチが、階段を登ったところにもあるのが#167の特徴だ。
当サイトではこうしたアーチをもつ「アーチデッキ」型と呼ぼうと思う。
コーションプレートを見ると、平成9年(1997)に作られたもので、メーカーは長岡市のサトミ産業であった。
(2003年08月24日訪問)