高松市の埋め立て地を通る6車線の大型新道、瀬戸大橋道路に面した公園、朝日町公園。
実質的には高松競輪と一括で整備された施設なのかもしれない。
アーチデッキ型のステンレス滑り台があった。
それだけで言うとよくある台のようにも聞こえるが、実はかなり特徴がある。
まず滑降部の下端レベルが砂場からかなり高い。滑りおわってから起ち上がりやすい滑り台といえる。
さらに滑降部の側壁が通常より高い。
そして、滑降部の手すりとデッキの柱との接続方法が変わっている。多いのは、側壁から飛び出た持ち手を介してクランプ止めされているか、あるいは、デッキとは接続していないか、という構成だ。だがこの台では、側壁上辺のパイプが直接柱と金物で接続されている。
タラップの段数は7段。
踏み板の奥に、3本の桁がある。強度的には桁が必要な部位ではないので、単なる装飾ではないかと思われるが、これまでにあまり見たことがない。
単純なようでいて、かなり個性のある滑り台といえるだろう。
コーションプレートが確認できた。
メーカーはサトミ産業で、保守は都村製作所。
メーカーと違う会社が保守することもあるんだ・・・。
園内にはほかにブランコ。
そしてこの公園でもうひとつ特筆すべきは、このブランコの後ろに並んでいる樹木。オリーブである。
実がなっていた。
食べて美味しいというようなものでもないが、公園に食用の果樹が植わっているというのは他では見たことがない。
(2004年10月31日訪問)