恐龍大権現とコンクリ恐竜

恐竜型狛犬のある神社。

(徳島県勝浦町棚野)

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週末、半日時間があったので勝浦町のほうへ行ってみた。友人が一緒だったので、何か面白い場所へ行こうということで目指したのが「恐竜の里」。

この付近には白亜紀の地質の露頭があり、1994年にこの付近でイグアノドンの歯1つの化石が見つかった。

恐竜の里はそれを記念して整備された施設だ。

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プレハブの恐竜化石資料館と、恐竜の里休憩所、いずれも機能していなかった。

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あたりには、恐竜のコンクリ像が点在している。

造形は、、、見ての通り。

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これがイグアノドンの像か?

イグアノドンは鳥脚類の恐竜の一種で、前脚は小さく、二脚歩行可能な身体の構造をしていたとされている。

他の像はすべて四脚歩行しかできないような種類の恐竜なので、この像以外には考えられない。

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他の恐竜。

草食恐竜の一種であろう。

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こちらは親子の恐竜。

マイアサウラとかそういう子育ての場面をイメージしたものか。

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この像は他の像よりも造形、色彩が洗練されている。いくつか作るうちに、作者が上達してきたのか。

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ステゴサウルスにいたっては、他の像とは比べ物にならないくらい洗練されている。

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恐龍大権現。

地元有志によって建てられた小さな神社。

狛犬が恐竜だ!

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護符は3種類販売されていて、左から200円、300円、500円。願い事を書いてお供えするか、持ち帰ってもよいと書かれている。

恐竜が発掘されたということを町おこしに利用しようにも、歯だけとかあまりにも断片的な化石ではマニア以外はあまり興味を持てないというのが実情ではないだろうか。

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勝浦町には「あおき」というジビエ料理の店がある。私は何度かぼたん鍋などを食べにいったことがあるが、この店には「イグアノ丼」というネタメニューがある。

内容はエゾジカの肉丼だったと思う。肉は北海道から取り寄せているとか。

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あおきでは、夏は目の前を流れる勝浦川の鮎、冬はオヤジみずからが狩猟でとってきたイノシシを使った料理が楽しめる。

狩猟シーズンになると県道沿いに実物のイノシシを半身にした看板が出るので気になっている人も多いのではないか。

(2004年12月11日訪問)

福岡県の仏像 (アクロス福岡文化誌 8)

単行本 – 2014/3/30
アクロス福岡文化誌編纂委員会 (編集)

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