本堂はRC造・木構造の混構造。
本堂の右には玄関、その奥は庫裏であろうか。
庭木はよく手入れされていてすがすがしい。
そのさらに右側には客殿と思われる建物。
本堂の左側にも大きな建物があるが、位牌堂ではないかと思う。
位牌堂の左には十一面観音堂。これのみ古い建物である。
虹梁(矢印)のカーブはシンプルなので、観音堂の建物自体は江戸中期くらいだろうか。
本尊の十一面観音像は山口県最古の仏像という伝説があり、国重文に指定されている。その像はもともとは別の寺にあったのを、寺が荒廃したので当寺に移したという。観音堂ごと移したのかもしれない。
観音堂の左には閼伽井屋。
観音堂の右側にはよくわからない木造の建物があった。仏堂なのか、座禅堂なのか、茶室なのか、納屋的なものなのかそれさえもよくわからない。ここまでわからない建物もめずらしい。
この謎の建物の廊下の先には水子地蔵堂がある。
水子地蔵堂はかなり簡素な建物だが、基礎に石垣が積まれており、それは見たところ古い。
よってここにはもともと地蔵尊があったのだろう。
水子地蔵堂の内部。
境内にはほかに鐘堂があった。
(2003年09月06日訪問)