豊栄神社

毛利元就を祭神とする神社。野田神社のとなりにある。

(山口県山口市天花1丁目)

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豊栄(とよさか)神社。野田神社と同じく毛利家の先祖を祀る神社である。場所は野田神社の隣接していて、祭神は毛利元就。

もともとは毛利元就の孫にあたる輝元(てるもと)が萩に創建した神社で、明治維新後、山口市に遷座したものだという。野田神社同様、建築的には明治維新後の新しい神社だ。

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参道の途中には大きな池があり、石橋がかかっている。

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その先には水盤舎。瓶型の水盤がある。

さて、事前にお断りしておかなければいけないのは、先ほどの野田神社と、ここ豊栄神社は社殿の構成がほとんど同じなのだ。水盤舎の前に木のテーブルみたいなものが置いてあるところまで一致しているが、決して、誤って同じ写真を2回掲載しているのではない。

大きな違いとして、豊栄神社の水盤舎は手前に池があり、先には狛犬がある。

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短い石段を経て、神門の四脚門がある。

軒に神紋を染めた暖簾が下がっているところまで野田神社と同じだ。写真を撮る順番をちミスって撮り直したりすると、デジカメといえどもどっちがどっちの神社の写真だか判別できなくなりそうで恐ろしい。

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神門を入ると舞殿のようなものがある。

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その先には翼廊付きの拝殿。

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渡廊、幣殿を経て、流造の本殿がある。

野田神社では敬親・元徳の2柱の本殿があったが、こちらは元就だけが祀られているので、本殿は1棟。

写真を撮り損ねたが、右手前に写真で切れている建物があり、神饌所ではないかと思われる。

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社務所は向拝つきで野田神社よりも立派。

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面白い形の灯籠があった。

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その隣には山口県神社庁の事務所があった。

(2003年09月06日訪問)