下関市を目指して移動中、道から重層の銀閣寺風の建物が見えたので入ってみた。
山口の寺では本堂に対して庫裏の反対側に位牌堂が建てられているケースが多かった。また、重層の位牌堂もこれまでに秋吉町や長門市で見つかっている。他県と厳密に比較したわけではないけれど、位牌堂なり納骨堂なりの分布が濃いような気がする。
雨がひどいので、車から出ずに車窓から駐車場から撮影することにした。
扁額の文字は解像度不足ではっきり見えないのだが「無量庵」ではないかと思う。
雨天で色が判りにくいが、屋根は緑色、小舞は赤色、懸魚は金色というかなりエキゾチックな配色だ。
九輪も金色に輝いている。
隣接して浄満寺という寺があるが、たぶん寺とは独立した納骨堂だろうと思われる。
(2004年05月03日訪問)