興雲閣

工芸品陳列所として作られた洋館。

(島根県松江市殿町)

写真

松江城の二の丸跡にある洋館、興雲閣(こううんかく)

明治36年に工芸陳列所として建てられたものだという。移築したというようなことは書いてなかったので、もともとこの場所に建てられたのだろう。

写真

拝観は無料だったので入ってみた。

内部は郷土館になっているが、大した展示物もなく、どちらかというと休憩所のような感じ。

写真

二階へ登ることもできるのがうれしい。

この建物は元々は明治天皇の行幸を目的としていたが、結局、明治天皇が訪問することはなく、明治40年に皇太子(大正天皇)が宿泊所として利用した。

写真

二階のシャンデリア。

この部屋は皇太子の御座所となった部屋とのこと。

(2005年04月30日訪問)

ときを感じる お宿図鑑: スケッチで巡るレトロ建築ガイド

単行本(ソフトカバー) – 2024/5/12
ときやど 吉宮 晴紀 (著)
建築を学ぶ傍ら古い宿の魅力に取り憑かれ、全国100軒以上を描きながら巡ってきた著者がおくるレトロ宿ガイド。東北から九州・沖縄まで、選りすぐりの35事例を掲載し、その見所を建物のスケッチと豪華な写真で徹底解剖。

amazon.co.jp