三光院のすぐ近くにあった教会。出雲大社教の分院のようだ。出雲大社の分院については、以前に津山市のものを紹介している。
出雲大社教の分院は全国にかなりあると思われる。どういうわけか私の記憶に残っているのは、すこし寂れた町の古い街道筋なんかにある場合が多く、夕暮れどきなどに見かけるとなんともいえない旅情を感じてしまうのだ。
この分院も、まさに私が旅愁を感じずにはいられない立地であり建築様式である。
切妻の教会建築は、出雲大社教の地方の建物によくあるタイプ。
この絵のどのへんに旅愁を感じるかというのは、いろいろと全国の古ぼけた町を巡った者にしか伝わらないかもしれないが。
窓から少し中が見えた。
入口の石門の横に末社。そして牛の石像があった。
(2005年05月02日訪問)
看板建築 昭和の商店と暮らし (味なたてもの探訪)
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萩野正和 (著)
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