次なる目的地、鰐淵寺を目指して走っていると、道ばたに興味深い建物があった。壁に「ショッピングセンターわにぶち」と書かれている。
田舎のスーパーといえばそれまでなのだが、どうも何かを感じさせる。間違いを恐れずにいえば、これ、鉱山町の購買所ではないの?
鉱山にはたくさんの鉱山労働者が集まり、その家族を含めれば小さな自治体ほどの人口をもつ集落が誕生することになる。当然そうした人々の生活や娯楽を支える施設も必要となり、山の中に購買所や診療所、体育施設、映画館などが整備されるのだ。
この建物はその名残なのではないか、なんとなくそんな気がする。
(2005年09月02日訪問)