パアン市の南のはずれにある「パアン・バス・ターミナル」。パアン行きのハイウェイバスの終着点であり出発点でもある。
でも実際にハイウェイバスを使う人の多くは時計塔前で下車し、この終着点まで乗る観光客はほぼいないだろう。なにしろ町外れだし交通が不便すぎるのだ。
先ほど山から見えたパゴダはバスターミナルの裏あたりだろうと見当をつけてまずバスターミナルへ向かう。
バスターミナルを過ぎたところで右に入り、山すそを目指す。
ありました、お寺の山門! 名前は「シュエヤダナー僧院」か。
「シュエ」ミャンマーのお寺ではかなりよく出てくる単語で「黄金の」という意味。「ヤダナー」も会社やホテルの名前でよく見る単語で「宝石」の意味。
境内では子どもたちが汚れたペットボトルなどのゴミ集めをしていた。
寺の片隅で燃やすためみたいだった。
こちらは寺務所かな。
僧房のような建物がいくつかあるが、これまで見てきた僧院とはちがって、低層であっさりした建物が多い。
パゴダは境内の奥のほうにあった。
まだ辺りは工事中といった様子。
パゴダは修行用の僧院の中にもあって、そういうプライベートなパゴダまで積極的に参詣するのはどうかと思うが、このパゴダは参詣用に造っているようだ。
つまりここは僧院にパゴダが付属しているのではなく、パゴダに僧院が付属しているという構成なのだ。よって、ページのタイトルも「シュエヤダナー僧院」ではなく「シュエヤダナーパゴダ」とした。
パゴダはシュエダゴンパゴダ型。
子パゴダもある。こちらは八曜日の守り本尊参詣用だろう。
ヤンゴンのシュエダゴンパゴダなどの超大型パゴダをグループで訪れるとメンバーの参詣場所が離れている。迷子にならないように順番に回っていくためやたらに時間がかかる。でもこうして子パゴダに礼拝所を作ってくれると、一箇所で全員がお参りできるので助かる。
鐘つき柱。
タコンタイ。
パゴダの基礎部分はまだタイルを張っている最中だった。
張り終わるとこんな風になるのだろう。
ちょっと来るのが早すぎた。
パゴダの周囲もまだ造成中で、なにか作りそうな感じだった。
(2019年03月26日訪問)