ナンロンのヒンドゥ寺院

街道から引っ込んだ村の中にある寺院。

(ミャンマーカレン州パアン)

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かき氷を食べて少し体力回復。

もう一踏ん張り、あまり遠くないところで今回確認しておかないと当分機会がなさそうなところを、チェックしてみることにした。

場所はパアンの隣り町、ナンロン村。

その村の中の枝道を進んでいる。牛飼いが牛を家に連れ戻す時間となった。

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お目当てはこれ、ヒンドゥ寺院。

AH1号線を通るとき、わずかに見えていて気になっていたお寺なのだ。

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山門は楼上に3体の神様と2頭の白馬。そのうち中央の神様は塔門のような形をした祠に入っている。中の神様はヴィシュヌかな。

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柱には四臂の女神が造形されている。こういう細かいコンクリ造形はミャンマーの左官は得意だよね。

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境内に入ってみると、整備中なのか資材が転がっていたりしてちょっと荒れぎみ。

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拝堂の前には樹と馬像があって撮影しにくい。

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またいたよ! 馬を担いだおじさん。

たぶん庶民ではなくて王様とかそういう人だと思う。

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拝堂の中では信徒が真剣に祈りを捧げていたので、入るのはやめておいた。けっこう遅い時間なので。

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しかたがないので隣りのお堂へ。

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ランゴリは形も色使いもシンプル。

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中の神様はたぶんクリシュナ。

ヴィシュヌ神の化身といわれる神様だけれど、私の中では久保田早紀の初期の名曲『シャングリラ』の歌詞に登場する神様として印象深い。

 "死ぬことのない愛など
 求めるのはおよし" と
 悲しみをたたえた目で
 クリシュナが見守る・・・

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私は久保田早紀が好きで、そのなかでも最初の2枚のアルバムはとにかくよく聴いたものだった。いくつかの曲は、自分の血肉になって身体の中を回っているくらいに。

その曲に出てくる神様に、遠い異国の地で出会った。

(2019年03月26日訪問)

福岡県の仏像 (アクロス福岡文化誌 8)

単行本 – 2014/3/30
アクロス福岡文化誌編纂委員会 (編集)

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