いったん寺町通りから離れ、ミャザベィパゴダの参道で昼食をとった。そのとき、看板建築みたいな倉庫があることに気付いた。もしかして古い映画館を改装した倉庫なのではと思い、中で働いていた人に尋ねてみたら、ここはもともと倉庫だったとのこと。
映画館ならこの先にあるよ、と教えてもらった。
たしかに倉庫の場所から200mほどしか離れていない場所に映画館があった。
実はタトンの映画館はまだ記事にしていないが、他の場所で見たことがあってそのとき「タトンには2つ映画館がある」と教わっていたから、これでコンプリートしたことになる。
映画館の名前はミャサンダゥシネマ。映画のポスターは2枚貼ってあるので、スクリーンは2つあるのだろう。比較的新しい映画館で、まさに普通の映画館。
私が何の変哲もない映画館の写真を撮ってしまうのは、過去にあった様々なものも当時はすべて何の変哲もなかったからだ。
いつか「タトンみたいな小さな地方都市にも映画館があったんだよ」と語る時代が来るかもしれない。
映画館の裏は駐輪場になっている。ただパアン市の映画館を見ていると、四輪車で来ている客が結構いて、映画館の客層はどちらかというと豊かな人たちなのではと思っている。
この映画館はまわりの道の交通量が少ないから当分は路上駐車で大丈夫そうだ。
(2019年03月27日訪問)