
土曜日、きょうは午後から仕事が休み。
朝から雨だったが、昼過ぎから晴れ間がのぞいたのでちょっと出かけてみた。前回の訪問時、デジカメが壊れかけていてほとんどの写真がピンボケだったので、近場のナッコン村の洞窟関係を再撮影しようかと思ったのだ。
でも、宿を出て30分もしないうちに青空は急にかき曇り雨が降り出した。スコールというやつか。

青空だったので雨具を持ってこなかったのが失敗だった。しかたなく途中にあった茶堂に駆け込んで雨宿り。
畑で草を食んでいた子ヤギたちも駆け込んできた。しきりに母親を呼んでいるが、母親は茶堂の中に私がいるのを見て、雨宿りをせずに雨の中を自分の家に向けて走り去っていく。子ヤギたちもそれを見て雨の中に跳び出していった。

やっぱり雨季のミャンマーはちょっとした観光も面倒な季節なのだ。きょうはナッコン村へ行くのは無理だな。再撮影はあきらめてピンボケ写真のまま記事を書くか。
時々風向きが変わり、壁のない茶堂の中にも雨が吹き込む。なんだかんだで30分くらいいただろうか。再び晴れ間が出たが宿に戻ることにした。

でもせっかく外に出たのだから、果物でも買って帰ろう。途中にある商店街に寄っていくことにした。
名前はよくわからない。サルウィン川の河畔近くの、パダゥ通りという車通りから入った横丁の市場だ。
完全に地元の台所といった風情のマーケットだ。いま宿泊している宿からは遠いのだが、以前にこの近くの宿を利用していたこともあり、これまでにも何度か買い物に来たことがある。


なにせ狭い路地にビーチパラソルを並べたような商店街だから人が多いとこんな感じ。人にぶつからずに歩くのがむずかしいくらいだ。

私が子供のころの町のアーケード街もこんな感じだったな。いまじゃ、自転車に乗って楽々と通ることもできるが。

色々な珍しい商品が並んでいて、ブラブラしているだけで飽きない。

エビやイカ。
氷が入れられている。以前はあまり見なかった光景だ。

繁盛してるな。

お腹の赤いピラニアっぽい魚はよく見かける。塩焼きにしたら美味しそう。ご当地の料理はいろいろと香草などで味付けするけど、個人的には塩だけのシンプルな味付けが恋しい。

鶏肉屋。
買うと出刃包丁で細かくぶった切ってくれる。
ミャンマーで鶏肉の料理というと、ぶつ切りにされた骨付き肉が煮込まれているものが多い。細かい骨が出てきたりしてちょっと食べにくいので、私は鶏のカレーはあまり食べない。小骨のある魚が嫌いな子供みたいだけれど。

これはなんだろ。
蚊取り線香か。

袋に入っているのは、天然素材のシャンプー。
何度か使ったことがあるけれど、泡立ちもよくないし、汚れも落ちてるんだかよくわからない。たぶんご当地でも最近の若い娘は使わないんじゃないかな。この袋なら2~3回分だ。どのみち日もちはしない。

お目当てはマンゴーなんだが、なかなか見つからない。
もうマンゴーの旬をすぎているからか。

いまの旬は、パイナップル、マンゴスチン、ランブータンだ。このあたりでも栽培されている。

けっこう探してやっと見つけたマンゴーは、ミャンマーの北部から運ばれてきたもので、びっくりするほど高かった。たしかひとつ150円くらいしたと思う。
でも高いだけのことはあり、とても美味しかった。

しばらくブラブラしていたらまたスコール!!
すぐ宿へ戻れば良かったな。

ちょっとでも外にいるとびしょぬれになるので、商店の軒先で雨宿りさせてもらった。
ここで30分くらいいただろうか。
お店の娘さんがイスを出してくれた。

最近、街道の看板などでよく見る D-POP コーラ。飲んだことがないので、雨宿りのお礼に一通り買って帰ることにした。
普通の炭酸飲料で甘みも押さえめ。あまり好みではなかった。
ミャンマーのご当地の駄菓子的コーラ Cogy Cola のほうが好きだ。

つまみには揚げ麺のお菓子。
ベビースターラーメンというよりは、インスタントラーメンの麺をそのままかじるような感じだけれど、けっこういける。好きなお菓子だ。
結局、午後からのお出かけはひたすら雨宿りをしていただけだった。
今回の滞在では晴れていても雨具を持ってでかけないとダメなんだろうな。これまで雨合羽を着てまで寺巡りに行くほどのガッツはなかったけれど、覚悟をきめないといけないか。
(2019年07月09日訪問)