ミャインジーグー街道から枝道に入る。舗装がなくなり、道路は午前中に降った雨でややぬかるんでいる。
こんな道が続いたらイヤだなあ、と思いながら走っていたら道ばたに船の形をしたパゴダがあった。
ミャンマーではけっこう船の形の仏教建築を見かける。
彼岸に連れていってくれる乗物というイメージなのだろうな。
船腹に傾斜が付いていて、このアングルからはけっこう船っぽく見える。
横から中に入れるようになっていた。
船のブリッジ部分の屋根に須弥山型パゴダが乗っている。下部の入口の両側にはかわいらしいナーガの鏝絵。
ブリッジの内部は四面仏になっている。
船尾側の甲板には鐘つき柱と、見慣れない石柱があった。
船首側の甲板にも石柱がある。
舟縁はナーガで出来ている。
外から見た船首。錨の鎖がリアルだ。
船尾方向にある祠。
内部には水がめが並んでいる。
水がめはタッイェオーといい、一種の喜捨で、中の水はノドが渇いた人は自由に飲んでいい。もちろん、日本人にはオススメしないけれど。私は1回しか飲んだことがない。水がめを入れた祠は、たぶんタッイェオーシィンという。
船型パゴダは村のY字路に建てられている。
その分岐点にも小さな祠がある。
中にはナッ神を祀っていた。
(2019年07月17日訪問)