コーカロイン村の四つ手網漁

川は氾濫して田んぼの中で漁労をする人たち。

(ミャンマーモン州モーラミャイン)

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となり村へ。コーカロイン(?)村か。さきほどのコーチャイッ村よりも大きな村だ。

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村へ向かう途中の田んぼの風景。案山子が見えた。

こういうアイテムは稲作文化圏に共通するのだろうか。

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村はずれの里門。

路面状況は悪化することなく、路盤はしっかりしていてこれなら雨季でもぬかるむことはなさそう。

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村の中には何軒か僧院があったが、特に参詣する必要はなさそうだったので次の村へ向かうことにした。

当サイトでは地味な僧院もけっこう紹介しているけれど、僧院があったらすべて入っているわけではない。道行きにある僧院の1/10くらいしか入っていないんじゃないかな。

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つぎの村との間にはけっこうな幅の川があり、心配していたポイントだったが道路も橋もしっかりしていて難なく通行できた。

この川は、下流でタンマサー僧院の横を流れ、ジャイン川にそそいでいる。

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橋の上から四つ手小屋が見えた。

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四つ手網漁をする川漁師の小屋だ。

屋根はインペという葉で葺いてあり、全体的にあまり耐久性はなさそう。

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四つ手網自体は、こんな感じ。

日本の四つ手網漁と違いがあるのか、私にはよくわからない。ま、本質的なところは変わらないと思う。

雨季で増水していて、川幅がかなり広がっている。本来は田んぼだったところまでが水没していた。

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衛星写真は乾季に撮影したのか、川幅がはっきりしている。川岸に点々とあるのが四つ手小屋なのだ。

こういうのは衛星写真だけでは何だかわからない。現地に行ってみてはじめて川の漁だとわかる。

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下流のほうには定置網みたいなものも見えた。たぶん田んぼの中に作られている。

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荷物を積んだ舟が行き来していた。

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船着き場もある。

いまは抜水橋が掛かっているが、ここは少し前までは渡し舟だったのではないかと思う。

(2019年07月18日訪問)