船大工の家のすぐ近くに小さなガソリンスタンドがあるのだが、最近、建物の一角で奇妙な商売を始めた。
鳥の像の販売である。これ、普遍的な商売なんだろうか。いままで仏像販売店は見たことがあるが、鳥像販売店というのは初めてだ。
ガソリンスタンド部門はいたって普通だが、この国に慣れていないと、そもそもガソリンスタンドだということがわからない。
お兄ちゃんがヒマそうにしていたので、鳥の写真を撮る許可をもらった。
店の右半分が鳥像販売所になっている。
お店の看板は巨大なオシドリ。モン民族のシンボルだ。
目立つのはニワトリとクジャク。
黒光りする雄鳥。
雌鳥は色鮮やか。
そういえば同じような造形のものを近所の洞窟寺院で見たな。この店が寄贈したのか?
クジャクはさらに鮮やか。
なぜかペンギン。
モン州のシンボルのオシドリはどれも金色一色だった。
キリン、ライオン、それにミャンマーのスフィンクスとも言われるマヌーシアも売っている。
マヌーシアの商品って初めて見たかもしれない。
鳥像はどこかから仕入れてきたのかと思いきや、店の片隅で製造していた。
ミャンマーってパゴダや仏像、家を建てるときにも左官仕事が多いから、こういう仕事を覚える機会も多いのだろう。
(2019年07月18日訪問)