エインドゥの喫茶店

エインドゥの朝食ポイント。

(ミャンマーカレン州パアン)

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きょうはエイドゥ方面へ来たが、朝食がまだだったので町の喫茶店に入った。場所は以前にサトウキビジュースを飲んだ店の向かい。

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現地スタッフがいるときじゃないとこういうお店は見つけにくい。

そもそもお店に看板もメニューもないし、何の店なのかもよくわからない。もっとも看板やメニューがあったとしても読めないから同じなんだけどさ。

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テーブルにつくとそのお店のお勧めのスナック類が置かれる。三角形の包みパイ「サムサ」と肉まん「パウッスィー」。

ミャンマーの朝の定番の軽食。

これらは手を付けなければ料金は発生しない。

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私はノドが渇いていたのでまず RedBull を注文。ちなみに RedBull は元々タイの飲み物で、それをライセンシーが日本等で販売している。

オリジナル版の RedBull は、缶入りのリポビタンDといったもので日本で売っている炭酸飲料とはほとんど共通点がない。効いているのかどうかもわかないけれど、1缶60円程度なので暑い日のお出かけでは水の代わりに飲むことが多い。

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スタッフは「PREMIER COFEE MIX」を注文。コーヒーのブランドは何種類かから選べる。暑いお湯の注がれたティーカップが置かれ、自分で粉を溶かすのだ。

ちなみにわたしもコーヒーを頼むときはほぼ、PREMIER の一択。田舎の喫茶店でも品揃えされているブランドの中ではいちばん好きだ。

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私は揚げパン「イジャグィ」を食べることにしたので、コーヒーではなくミルクティーを注文。

紅茶も多くの店ではインスタント紅茶だが、この店は茶葉からいれた紅茶に練乳を溶かしたものだった。

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揚げパンは油っこくて味もないので、甘々のミルクティーに浸してから食べる。

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この店にもネコが住み着いていた。

ミャンマーではものすごい数の野良犬を見かけるが、ネコはそれほど見ない。

スマートで短毛のネコが多い。

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可愛いけれど、ミャンマーは狂犬病の汚染国なのでネコをさわるにもそれなりの覚悟は必要。

ミャンマーで毎年千人ほどが狂犬病で死亡していることはあまりニュースにもならないが、これは洒落にならない人数なので、死にたくなければ狂犬病の予防接種はしていきたい。私はミャンマーにかかわるようになってから狂犬病の予防接種を2セットしてきている。1セットは3回の注射で半年かかり、免疫の有効期間は2年とされている。

これで今回のカレン州滞在の記事はおわり。このあとずっと仕事の日々で帰国までに新たに紹介するような場所に出会わなかった。

カレン州での私が担当した大仕事は前回今回の滞在でほぼ片付いたので、ミャンマーに関して今後これほどのボリュームのある記事を書くことはもうないだろう。それでもカレン州にはまだまだ行っていない場所がたくさんあり、モン州の山岳パゴダ群についてはほとんど手付かず。でもそれらをくまなく見る機会はたぶんもうないのだと思うと、まるで故郷をなくしたような寂しさが込み上げてくる。

(2019年07月21日訪問)