ブッダチャー洞窟寺から、さらに山すそを南へ。
大きな岩が割れて転がっている。
後ろの岩壁が剥がれ落ちたのだろう。
この平面パゴダって、普遍的なものなのだろうか?
これまで他で見たことがないと思う。
近くに小さな洞窟があった。
洞窟の名前はダンマパラかな。
内部は2層になっている。上の階は通常の鍾乳洞、下の階はたぶん周囲の土地が水没したときの海食洞のような成り立ちなのだと思う。
下の階の様子。
ま、海食洞の類だとしたらあまり深くはないだろう。
上の階へは短い階段があって上れるようになっている。
登ってみますか。
規則的に並んだ小仏と、、、
例の気持ちわるい人面。
小仏はレンガの壁に貼り付けてあって、その裏側が内陣のようになっていた。
上の階の洞窟は奥行き20m程度であまり深くはないし、支洞もなさそうだった。
洞窟内から外を見たところ。
山すその道もここで行き止まりで、山を一周することはできない。
きょうはもう時間切れだ。残念ながら北ヤテピャン山脈には探していたザバー洞窟はなかった。だが思わぬ収穫で小さな洞窟寺院をいくつか発見できたのでよしとしよう。
後で知ったことだが、この場所からさらに山を巻くように進むことができ、ガーピャン洞窟寺という水没洞窟寺院があることがわかった。
北ヤティピェン山脈は外国人観光客はおろか、パアンっ子もほとんど行かない場所だと思うが、洞窟寺院が密集した素晴らしい場所だった。
(2019年11月10日訪問)