かつて金比羅さんの参道には屋根付橋が掛かっていた。
江戸初期にはすでにあったと考えられていて、何度か大水で流出し、現在の橋は明治2年に架橋され、明治37年には参道から300m上流の現在の場所に移築された。おそらく車両が増え、反り橋が不便だったからだろう。
とても立派な橋で、少なくとも県指定文化財くらいには値しそうだけれど、登録有形文化財に指定されているだけ。
現在は一般人は渡ることはできない。橋って渡ってなんぼだと思うので、有料でもいいんで渡らせて欲しいものだ。
ちなみに、屋根付橋って分布に異常な偏りがあって、四国中国に多いもののそのほとんどが広島県と愛媛県に集中している。残念ながら私が居住している徳島県にはひとつもない。
(2005年11月19日訪問)