ひびき橋

行きにくい場所にある吊り橋。

(群馬県高崎市寺尾町)

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白衣大観音から少し歩いたところにある吊り橋、ひびき橋を見に行く。

白衣観音の徒歩参道のほうへ進む。ここには4軒の土産物屋がありそのうち2軒が営業しているのは、2006年に来たときと変わっていない。ただ、きょうは平日なので半分休業中のようだ。

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懐かしい雰囲気のベンチ。

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この遊歩道は、もともと洞窟観音まで歩けるルートだが、途中に分岐ができて染料植物園へ行けるようになった。

目的のひびき橋は染料植物園へ行くための橋なのだ。

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閉店中の食堂「東京亭」。

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その向かいには、元土産物屋と思われるしもた屋。

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遊歩道の周囲はコナラを中心とした雑木林で、歩いていて気持ちがいい。

ただ、大観音から吊り橋までは10分以上かかり、上り下りもある。健康な人なら問題ない範囲だが、かといって「ちょっと見ていくか」という感じの距離でもない。

特に山頂駐車場からだとまず大観音までが遠いので、そこからさらに歩くとなると、考えてしまう人が多いと思う。

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橋が見えてきた。

ただこの斜面から橋までも、綴れ織りのようなS字のスロープになっていて、ほんの20m先に見える橋に行くのに120m以上の舗装道路を歩かなければならない。階段をつけて欲しい!

たまに美術館や博物館施設などの設計で、芝生の中をS字に歩かせるような歩道を造る建築家がいるが、私はそういうのが心底嫌い。

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吊り橋の周辺は手入れが悪く、雑木が伸びていて見渡しがきかなくなっていたので、2006年に訪問したときの写真を載せておく。

歩行者専用だが橋長は120mあり立派な吊り橋だ。

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歩くとけっこう揺れる。

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高さは高いところで30mほどあるので、手すりから身を乗り出すとかなりの恐怖感がある。

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反対側まで渡りきった。

ここからは染料植物園まで歩くことができるが、きょうは行かない。

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染料植物園も駐車場がわざと遠いところに造ってあって不便というか、ある意味イジワルな設計。設計者は「たまにはゆっくり植物を眺めながら歩くと健康にもいいものだよ」なんて言うに違いないが、夏の蒸し暑い日なんかに駐車場から施設まで歩いて汗でベタベタになった状態で美術品を観賞させるってどうなんだ? あと、展示内容からしてキモノを着てくる人も多いと思うので、ホント一刻も早く改善してほしい施設だ。

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橋の上からは白衣大観音の後ろ姿が見える。

またあそこまで戻らなければならないのだ。

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帰路は120mのスロープを歩くのがアホらしいので、擁壁を直登した。

(2022年02月04日訪問)