養蚕農家からみて県道の向かいに集乳所があった。
畑の法面を利用した半地下式の集乳所だ。室内を冷涼に保つために戸のような造りになったのだろう。
ありそうでなかった、洞窟型の集乳所である。
名前は定礎に書かれていて「三ツ矢集乳所 昭和三十五年三月竣工」とある。
内部は床、壁面、天井がすべてコンクリートの打ちっぱなし。1坪くらいの面積しかない。
形式はドロップクーラー式。
水道設備のようなものが見当たらないが、沢水でも引いていたのだろうか。
なぜか壁の奥が斜めに切り取られたようになって外が見えている。
道路斜線制限にでも引っかかって削ったのか? こんな田舎で? あるいは、何かの工事車両などが引っ掛けて壊れたのか? 謎だ。
集乳所の入口には道しるべを兼ねた
県道を拡幅したときに場所や向きが変わっている可能性がある。
(2011年07月08日訪問)
