この道は、私が横浜に住んでいたころ群馬に帰省するためによく通った里山の細道。いま、GoogleMaps で見てみると「百地蔵通り」という名前だと知った。
この道沿いに「百観音」と称する場所があることは気付いてて、きょうはそこを確認しつつ、ドングリを拾うというのが目標だ。
その場所は高野倉ふれあい自然公園という公園になっていた。むかしから公園だったかはわからない。
なにせこのあたりを通るころには、たいてい夜で、公園なのか寺社なのかなど、見えはしないのだ。
公園の駐車場付近には、四国八十八ヶ所のミニ霊場がある。
八十八ヶ所ミニ霊場といえば石仏や石祠で構築するのが一般的と思うが、ここは板碑で出来ている。さすが北関東。
よく知らずにみたら百庚申かなと思ってしまいそうな風情。
仏像は線刻されている。
板碑は一本道に並んでいて、小さな谷戸の奥へと続いている。
ちゃんと数えてはいないけれど、八十八ヶ所は揃っていると思う。
谷戸の一番奥には小さなお堂がある。
ほかに地蔵堂。
ここは昔は寺だったんじゃないだろうか。
お堂の内部には野道具がわずかに残っていた。
これは弘法大師かな?
八十八ヶ所の一部だろう。
さて、八十八ヶ所ミニ霊場はそこまでで終わり。案内図によれば、ここから先は百地蔵・百観音というエリアに入っていく。
ただし、道がよくわからない。
巡礼路らしきものはなく、丘陵の斜面に整然と並んでいるという状態。
まぁ、無理やり直登すればいいだけなんだけど。
この辺は百観音ですかな。
文字だけの碑で、いまひとつ面白くない。
たぶん、数は百くらいはあるだろう。
山頂を目指して登る。
山頂には平らに造成された土地があり、ケルンみたいなものがあった。
ここは大師堂跡とされる場所。
とりあえず、どれが百地蔵なのかはわからないけれど、薮の中にある石碑、石仏は一通り探した。
とにかく順路がわからず、やる気は半減。
これだけたくさんの石碑を設置するのにはお金もかかったろう。もう少しさ、順路をちゃんと考えて、楽しめるように作ってほしかった。
また弘法大師。
これが百地蔵の一部かな。
(2017年11月23日訪問)