ドングリを拾うスポットはいろいろありそうだけど、北関東でイチイガシのドングリを拾える場所は少ないのではないだろうか。
イチイガシは四国や九州などの西国方面の樹種で、カシの王様とも言われる大樹に育つ種類。案内板によれば、北関東では自然に生えている場所はなく、すべて神社や公園とのことだ。
中でもここ高野倉のイチイガシはすばらしい巨樹。このドングリを持ち帰って、家の垣根を作ろうかと目論んでいるのだ。
ウチの裏側は道路に面していて、以前は数種類の樹の垣根があったのだけど枯れたり、傾いたりですべて伐採され、ちょっと目隠しが欲しいと思っているところ。そこで常緑樹である樫の木の垣根、群馬でいう「かしぐね」という樹の壁を作ろうかと考えているのだ。
使う樹種はシラカシとイチイガシを混交しようと考えていて、シラカシのドングリはすでに別の場所で採集済み。
それにしてもすばらしい枝ぶりだ。
樹齢は400年以上ともいわれ、注連縄がかかっているから御神木なのだろう。
根元は柵で囲まれて立入禁止になっている。
ドングリがあるとすれば斜面の下側と思われるが、まったく見当たらない。
今年は不作なのか、それとも、ドングリが生らない樹なのか・・・。
せっかくなので神社へお参りしてく。
薄暗い常緑樹の森。
神社は土地を造成したのか塚のような地形の上に建てられている。
その前には水盤舎。
拝殿は入母屋妻入り。
きょう途中で立ち寄った松久神社も入り母屋妻入りだった。埼玉には多いのだろうか。
拝殿の後ろは幣殿を経て、覆屋につながっているのも松久神社と同じ。
拝殿側から本殿までが見通せる。
本殿は流造りのようだった。
境内にはほかに鎮守社。
これからゆるゆると群馬方面へ戻る。
深谷あたりでるーぱん(ファミレス)でも寄って夕飯にして、名物のドレッシングでも買って帰ろうかと考え中。
(2017年11月23日訪問)