誰にでも「これを見かけたら必ず写真は撮っておく」という対象があると思う。私にとってそのひとつが有水式ガスホルダーだ。
有水式ガスホルダーとはわかりやすく言えばガスタンクだ。ただし、備蓄するガスの増減によってシリンダー状のタンクが上下に動いてガスを保持する。その仕組みは、お風呂に洗面器を伏せて浮かべたようなもので、水でガスの漏れを止めるというもの。
いっぽう、よくある球形のガスタンクにはあまり興味がない。
有水式ガスホルダーの動作はこの動画を見てみていただきたい ➡ 動画
非常にシンプルかつ合理的なその構造にグッと来てしまう。
別府での2日目の観光を終え、予定ではもう1泊しようと思っていたのだが、台風が接近していて天候は下り坂。明日の予報は雨だ。雨の中での観光はあまり好きじゃないし、それ以上に、強風でフェリーが欠航すると四国に帰れなくなってしまう。3日目の大分観光はあきらめ、日帰り温泉にでも入ってきょうのうちに四国へ戻ることに決めた。
帰路も佐賀関港→三崎港の航路を利用する。
佐賀関を目指し、国道10号線の渋滞につかまっていたとき、道路きわにガスタンクが見えたので車窓から撮影した。
2022年現在、この設備は球形ガスホルダーに置き換わってしまっている。
(2008年09月14日訪問)