今成橋。別名を「佐田沈下橋」とも。
四万十川本流に架かる沈下橋としては最長の橋長、291mを誇る。四万十川を代表する沈下橋と言ってもいいのではないか。
四万十川で最下流にある沈下橋で、市街地からも近く、観光客も多いのだろう。
橋の東詰めには観光船下りの看板が出ていた。
橋が長いため待避所は2ヶ所設けられている。
この橋の特徴は、橋脚が青く塗られていること。
ペンキが塗られているせいで風情がなくなる、ということはまったくない。これはこれで個性があっていいののだ。そもそも沈下橋は木材の流送や舟運が終わったあとの現代に生まれた橋であって、そこまで風情にこだわるものではないのだ。
きょうは四万十川は車窓から楽しむだけのつもりだったが、けっこうたくさんの橋に立ち寄ってしまった。本流にかかる沈下橋の半分以上を見たのではないか・・・。おかげで時刻はすでに15時になってしまっていた。
このあと宿毛港からフェリーで大分県の南端佐伯まで渡ったころにはすでに夕方になってしまい、宿泊予定の宮崎市へ着いたのは夜だった。宿の予約はしていなかったので、宿探しに手間取ったがシーガイア付近になんとか無事投宿できたのだった。
宿毛フェリーは2018年に廃業し、現在、高知県から九州へ渡ることはできなくなった。
(2012年03月20日訪問)