きょうは大して観光していないのだが、もう宿へ向かう。宿が遠い上に本来通行しようと思っていた道路が通行止めで回り道をしているのだ。その回り道の途中、一時的に熊本県に入ったところで流れ橋を見かけた。
川が増水すると橋桁ごと流される橋だ。橋桁はワイヤーで岸と結ばれているので流れ去ることはなく、水が引いたらまた元に戻すことができる。
河道の中にある岩を補強して橋脚代わりにしている。
県道が崖側を通り、耕作地が川の対岸になってしまっているので、その耕作地へ行くための橋だろう。
農家のような建物も見えるけれど、たぶん現在は人は住んでいないと思う。川のこちらがわに自家用車の車庫が見当たらないし、電話線も引き込んでいないように見えるからだ。
(2012年03月21日訪問)