緒方町1周目では
旧街道沿いに文化財の杭が立てられていた。
石風呂は人家の裏の崖に開口しており、完全に人家の敷地を通らないとたどりつけない。
洞口は高さがあり、腰を曲げずに入れる。
これまで見てきた石風呂の洞口とはかなり印象が違う。
室内も広い。
奥壁にくぼみがある。
これはカマドと言われていて、この場所で石を焼いて、左側の水槽に投げ込んで蒸気を発生させて入浴したと考えられている。
いわばスチームサウナである。
さっき見た炭焼き窯にも怪しげな棚みたいな構造があったけれど、もしかしたらやっぱりあれは炭焼き窯ではなく、この石風呂を真似て造られた石風呂だったのか?
これが水槽。埋もれているが深さは60cmあるという。
これまで見てきた2層式の石風呂は、オンドル小屋に近いものだったから、かなり構造が違うことがかわる。
伝承によれば寛政(江戸後期)以前に臼杵から伝えられ、明治初年まで使われていたという。
なお、看板に書かれている河原にあるという穴の推定一はこちら ➡
(2012年03月25日訪問)