石見寺から牛乳販売所が見えた。
つまり、牛乳を販売している店舗兼、営業所である。
昭和の時代には特定の商品のみを扱う小売店がたくさんあった。
たばこ屋、米屋、魚屋、八百屋、肉屋を初めとして、鶏肉屋、バナナ屋、うば車屋などなど。牛乳屋もそのひとつだった。
私の家は子どもの頃ヤクルトをとっていた。家から数キロ離れた牛乳屋が代理店をしていてバスで毎月の支払いに行っていたのを覚えているが、そこで牛乳を買ったという記憶はない。
こうしたひとつだけの商品を扱っている業態は21世紀には中々成立しにくくなっている。
見かけたら写真を撮っておこうと思う。
この営業所はストリートビューを見る限り、2021年にはなくなっている。
(2006年11月05日訪問)