ホーム阿波國すきま漫遊記(第6・7話)

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阿波國すきま漫遊記(第6・7話)

徳島県内の水車小屋、揚水水車を紹介する。非観光の物件を中心とするが、観光施設も見たものについては載せるつもりだ。

広域地図

当サイトではこれまでも水車については50ヶ所以上を掲載していて、比較的好きなジャンルだ。

水車の分類については2つの軸がある考える。ひとつは水車の機能、もう一つの軸が水車の設置目的である。

当サイトの索引では水車の機能を4項目に分類している。それはⓐ水車小屋、ⓑ揚水水車、ⓒ無能水輪、ⓓその他の水車である。ⓐ水車小屋とは水力を利用して精米製粉、あるいは製造業に用いる本来の水車小屋だ。エネルギーの取り出しかたは水輪に限らずタービンも含めるが、大規模な発電施設は別途、発電所・変電所という索引があるのでそちらに分類する。ⓑ揚水水車とは水田や水田のための用水路に水位の低い川から、水力を利用して水を汲み上げる設備である。

揚水水車はあくまでも水力を利用するので、電力や発動機で水を汲み上げるポンプはこれに含まない。ⓒ無能水輪とは当サイトの造語で、回転するのにそのエネルギーを利用していない、あるいは回転しないで設置されている水輪のことだ。正直あまりうれしくない物件だが、水輪の出自が実は本来の水車小屋のリサイクルである場合も多い。ⓓその他の水車は、からくり水車、踏車、芋車、捕魚車のような特殊用途の水車をまとめる。

もう一つの軸、水車の設置目的だが、①精米などの本来の営みのために昔ながらの位置に設置されたもの、②製粉など本来の用途ではあるが現代では経済合理性がなく自治体や(自治体から補助金を受ける窓口としての)保存会等が設置しているもの、③本来水車がない場所に商業、観光誘致等で設置されたもの、これには蕎麦屋などの水車も含む。

私自身の好みからすればⓒにはあまり関心がないのだが、一応写真を撮ったものがあればわけへだてずに紹介していくつもりだ。

徳島県内の水車の感想というと「意外に少ない」という印象だ。私が生まれ育った群馬県に比べて、徳島では中山間地で水車小屋があまり見つからない。もちろん私の眼力がないのもあるが、関東に比べてまだ古いものが多く残っている四国にしては見つからないのだ。いっぽう、関東ではほぼ見かけない水田の揚水水車だが、徳島にはまだ2ヶ所に残っている。

紹介する件数は少ないので、徳島と四国内で水車を訪れた記録と、その同じ日に見た他の物件を時系列に紹介していこう。