
赤間川をさらにさかのぼってみた。赤間川は新河岸川の上流部の名前だが、地元の住民はたぶん田谷堰から上流を新河岸川とは呼ばず、赤間川として認識している。
ただし国交省が一級河川として規定している新河岸川の起点は北環状線のあたりだということを最近知った。
環状線を過ぎるとここはもう名実共に赤間川なのだ。

新しくできたスーパー銭湯の北側を赤間川は通っている。川というよりは農業用水で、それは赤間川の本来の性質なのだ。
航空写真ですべての横断構造物を確認して、実地検分しているのだけれど、これがそのひとつ。
来てみたら落差工・・・別に面白いものでもなかった。

でも面白いか面白くないかってことも、結局実地に行ってみてからわかること。とりあえず行ってみるしかない。
こうやって、航空写真と実物の相関がわかってくるのだ。

こんなことでもなければ春の田んぼのあぜ道を歩くことなんてない。

周囲は田んぼが田んぼと川の高低差が大きく、ポンプを使わなければ水を引き入れることはできないだろう。
4月の下旬、もう代かきが始まっていた。

さらに上流へ。尚美学園大学の付近。
このあたりの航空写真に川の上に棒状のものがたくさん写っている。
何だろう?

現地を見てみたら、単管のつっかい棒だった。
擁壁が傾くのを防いでいるもののようだ。
なるほどね・・・。

今回は新河岸川の舟運にフォーカスして見てきたから、赤間川の上流部はとりあえずこれまでにしよう。
いつかは流れをたどって頭首工まで行ってみたい気もするが、それはまだ先になりそうだ。
(2023年04月23日訪問)