
川越方面で遊んだあと、夕暮れ近くになって
橋は白髭神社のすぐ近くなのだけど、訪れたのは別の日だ。
土手に上がるとちょうど夕日が西の山並みへ沈むところだった。
何だか、少年時代の記憶がよみがえってきそう。
中学時代、ずっと片思いをしていたクラスメイトが援助交際してる場面に出くわしてしまって、自分がオロオロしていると、彼女は平然とした様子で
「ん~、ワタシってこんななんだけどなぁ」
なんて言ってきて、わけがわからなくなって走って走って、気付いたらここに来ていた・・・
・・・というような、ありもしない記憶が心をえぐってくるロケーションだ。遠くに見える高圧線の鉄塔や清掃工場の煙突がそういう実在しない記憶を呼び起こすよね。

鎌取橋は小畔川と
堤防を乗り越えて橋へアプローチする道路は狭く、小型自動車でないと通れないかもしれない。

幅員は3m弱、最大重量は1.5トン。
自動車が渡れる。

橋脚は2本の3スパン。橋脚はコンクリート製。
写真ではわかりにくいけれど橋げたはH鋼。

橋床は木造で欄干もない、完全なる沈下橋だ。
木材を使っているので一見すると流れ橋のようにも見えるが、高水時に外れて流されるための仕組みはなく、沈下させる橋だと思われる。

橋床。
3年前の2019年の水害時に流出して新造したにしては橋床に時代感がある。たぶん水没しただけで橋は無事だったのではないか。

上流の様子。

下流の様子。
(2022年11月06日訪問)