吉田橋下の飛石

小畔川にある飛石のひとつ。東上線鉄道橋の近く。

(埼玉県川越市霞ケ関北)

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鎌取橋から小畔川(こあぜがわ)を4kmほど遡ったところ。霞ケ関北団地のはずれに吉田橋という抜水橋がある。

川越市街からみるとどこかへ行くときの近道でもなく、抜け道というのでもないので、私はこの橋を1~2回通ったかどうかという程度のあまり記憶がない橋だ。

航空写真を見ていたらこの橋の下に飛石があるのが見えたので行ってみることにした。

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飛石は抜水橋のほぼ真下にあるので、あえてこの飛石を渡る必要はなさそうだ。

河川敷を散歩する人がたまに渡る程度だろう。私が見ている間に利用している人はひとりもいなかった。

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その割に飛石は2列の複線で、渡る人が擦れ違えるようになっている。

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飛石の高さは不均一で、特に上流側の右岸付近はやけに低く造られていて冠水しやすそう。

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踏面部分は棹石の上に別の平石が載っている。おそらくボルトで固定されていると思うが、濁流で流木などが引っかかれば破損するだろうと思う。

もっとも小畔川は源流が貯水池という用水路的な川であり、流域の降雨が流れ集まる感じではないから、増水しても濁流が発生するようなことはないのかもしれない。

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下流方向の様子。

置くに見える橋は東武東上線。

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上流方向。

左岸は建て売り住宅が密集する団地、右岸は市街化調整区域の農地みたいな場所だ。

近くには公園もあるので団地の住民が散歩で河川敷を利用している。

(2023年03月29日訪問)