
東武越生線の西大家駅の西側に「四日市場」という集落がある。かつては4の付く日に市が立った町だったのだろう。
この集落は高麗川で行き止まりになっていてどこにも行けない。地図を見るとまるでここに橋か河岸でもあったかのような場所だ。
その場所に行ってみた。

道はそのまま高麗川の崖線で終わっていた。
でも不思議なことに道路の真ん中に辻堂が立ちふさがっている。

辻堂は「秋葉神社」。

辻堂の内部。

辻堂の背後から。
どうしたらこういう道路ができるのか、ちょっと想像できない。

道の突き当たりには石段があり、崖を途中まで下りられる。
釣りをしているカップルがいた。

私も石段を降りてみた。
少し下流に堰があるので水が貯まっていて川幅は広い。この場所に橋があったり道が続いていた感じはない。崖があるので荷車などは通行できなかっただろう。

明治時代初期の地図を見ると、四日市場は行き止まりではなく、街道は森戸堰のところで浅瀬を渡っていたようだ。
(2022年11月02日訪問)