2022年5月3日。ゴールデンウイークである。
笠山神社で養蚕のお札を受けに来たのだがお札が売り切れていた。午前中に来ないとないとのこと・・・。
目的は果たせなかったがせっかく小川町まで来たので少し槻川を見ていこう。
最初に訪れたのは町の東部、槻川の先行谷の入口。ここを起点に上流に向かって川を辿っていくことにした。
川岸の道路には駐車禁止の看板が目立つが、このあたりには有料のバーベキュー場もなくと平和そのもので、空き地に三角コーンもない。土手に車を駐車して川遊びをしている若者が数家族がいた。
たぶんまったくの他所者じゃなくて近所の家の子が孫を連れて帰省してきたという感じで、近隣住民も咎め立てする空気ではなかった。
このファミリーがテントを立てているすぐ横に流れ橋があるのだ。失礼して橋の写真を撮らせてもらう。
橋の名前は不明。この橋はたぶん自治体の管理外だと思う。川の対岸は山なのだがすそ野にかつての耕作地が1ヘクタールほどありそこへ行く近道として地域で設置したのだろう。川の再生プロジェクト以前からあった実用橋と思われる。
両岸に高低差があるため、橋桁は斜めになっている。
左岸がかなり水面に近いので、実際に流されることも多いだろう。
左岸の橋台は基礎が岩なのだが、コンクリートで補強されている。
丸太を2本結束したシンプルな橋桁。
対岸に渡ってみた。
対岸の岸側にも木道が敷かれている。橋桁を切り出したときの余った材木かな。
この橋が川の再生プロジェクト以前からあったと思われる理由は、流れ橋のワイヤーが川岸の生木に適当に結びつけてあること。
自治体が整備したらおそらく両岸がコンクリ橋台となって橋台にアンカーで固定られる構造にすると思うからだ。
川の対岸。
仙元山という山の登山ルートにもなっているようで、道はきれいにしてあった。
(2022年05月03日訪問)
