愛宕橋から上流へ1.5kmほど言ったところに
愛宕橋は堤外地にある抜水橋といえたが、江綱橋はまごうことなき沈下橋だ。コンクリート製で手すりもない危なっかしい橋で、市野川では貴重な存在。名前はあるが、すでに廃橋になっていて自治体の管理から外れているため詳細はわからない。
愛宕橋は江戸時代の街道の橋だったが、こちらはおそらく農地への近道として昭和に造られたものだろうと思う。
現在は釣り人たちが対岸への近道として利用する程度。
もしこの橋が無くなれば、対岸へ移動するのは面倒になる。
度重なる増水で橋台が洗掘され、修理もされていないので、もはや自転車や農機の通行は不可能だ。
橋の上にはテンの糞と思われるものがあった。
橋脚の高い場所にゴミが引っかかっているのを見るに、比較的高い頻度で冠水しているのだろう。
橋から見た上流の様子。
奥に見える水門は新江川の合流地だ。2019年の台風19号では市野川が増水して新江川の水を受け入れられなくなり、新江川の堤防が決壊するという災害が発生している。
そのためおそらく県は堤防を強化すると同時に、市野川の水を少しでも早く下流に流したいはずで、ゴミが引っかかって流れを悪くする可能性のある江綱橋は邪魔な構造物と見ているのではないだろうか。
釣り人が利用しているとはいえ、廃橋になった以上はいつなくなってもおかしくない橋だ。
(2022年12月16日訪問)
