神戸地区の都幾川右岸堤防は2019年の台風で決壊1箇所、小規模な破損2ヶ所、そのほかほぼ全域からの越水による大規模な氾濫が発生した。
久しぶりに県道41号線を通ったら、仮設区間もなくなり以前のルートが通れるようになっていた。
そこでビックリしたのがこの場所。
ここは堤内地のはずなのに道路の左側に堤防がない!!
台風被害を受けて右岸堤防はかなり強化されたのだけど、県道が堤防を乗り越える部分で堤防が途切れているのだ。これは
まさか令和になってから新たな霞堤が造られるとは!!!
霞堤とは堤内地に氾濫水が入ることを前提とした堤防だ。戦国時代に武田信玄が考え出したといわれる古い治水技術である。
河川の水位が堤防の限界を超えたときに堤防が壊れるのではなく開口部からあえて水を入れて水位を緩和したり、あるいは、堤防が決壊して堤内地に入った水を河川に戻したりするというものだ。
ただ堤内地に水が入ることを前提とする仕組みだから、行政は地域への説明と合意形成が必要なはずで、容易には決断できない選択肢だったと思われる。
氾濫平野にあふれた水は、霞堤からこんな感じで排水されるのだろう。
霞堤の開放部を内側から見たところ。
(2026年04月18日訪問)
