上用水堰と同様、堤防改良工事が終わり、自由に訪れることができるようになった堰。
高坂用水への頭首工で、中井堰と呼ばれる。
堤体は蛇籠で、やっぱりかなりぐずぐずな感じだが、落差はけっこうあって下流側は床止め工になっている。魚道はないけれど、多くの魚は越流部分から遡上できるのではないかと感じた。
この脆弱な構造は江戸時代に交わされた証文の効果が現在まで続いていて、高坂用水の組合は下流の土地改良区との間で堰構造に関して承諾書を交わしているという。
右岸側は崖になっていて、メンテナンス用の階段がある。
用水の呑み口。
上用水堰が都幾川の水量を全取りしてしまうような感じなのに対して、高坂用水の取水は控えめ。
斜め堰なのだが、取水口へ向かって水を集めていく感じではなく、通常の堰がただ斜めに設置されているというだけだ。
蛇籠の堤体にはゴミが詰まり、そのうち草が生えて目詰まりするので蛇籠に水が素通りすることはなく、貯水されている。
これだとコンクリートの堰とあまり変わらないと思うが、古くからの取り決めでこの構造のまま続いてきた歴史なのだ。
堤体にあまりにも植物が繁茂したら草刈りとかするのだろうか。
上流側は水深があるが、河岸が藪なので釣りには向かなそう。
下流から堰を見たところ。
堰の下流側の風景。
(2026年04月18日訪問)
