明秋の高水敷の北部、糠田橋の下あたりに小さな陸閘がある。
陸閘とは、堤防を切り通しにした道路で、高水時には堰板をはめて封鎖できるようにした施設である。
この堤防は糠田橋の横堤の終わり部分から、旧荒川河道の右岸の自然堤防をつないでいる。
長さは100mほど、高さも1mほどの小さな堤防だ。
これが陸閘の近影。
道路の両側にコンクリートの壁がある部分が堤防の断面になる。
堰板をはめる溝もあるが、両壁の堰板の構造が合っておらず、実際には封鎖できそうにない。
陸閘があるのは"⇩"の場所。
この横堤のあいだの高水敷は荒川の増水時に水を引き込むための人家のない土地だ。
だとすればむしろ積極的に水を引き込むべきではないのか。
そう思ってよく見ると、堤内地側の道路がコンクリ舗装されているではないか。
この陸閘は造られたときは水を防ぐためのものだったが、その後改造されて越流堤に変更されたのではないか。つまり湧水池への水の取入れ口。
路面がアスファルトでは流入する水の侵食ででえぐれるので、コンクリート舗装にしてあるのだろう。
(2026年06月12日訪問)
