
北吉見横堤のすぐ南側は、よくわからない空き地になっている。戦前の地図を見るとこのあたりは一面の桑園だったようだ。
現在はただ草が刈られている空き地? 茅場というのでもないし、運動公園の予定地みたいなよくわからない土地だ。
それにしても関東平野の真ん中でこんなに何もない地平線が見えそうな場所ってあまりほかにはない。誰に遠慮することもなく凧揚げができそう。

このあたりの表土は砂と石まじりの河原にありがちな土質。桑畑には向いていそう。
ただ現在は桑は見当たらない。普通は鳥が種を運ぶから畔などに少しくらいは生えていてもおかしくない。実際、見沼田んぼでは野生の桑を見かける。
そうした野生の桑を見かけないということは、かなり強い管理がされているということだ。

旧河道の東側は水田が広がる。
こちらの表土は粘土質で水田に適していそう。


御成橋近くにあった小さな橋。
このあたりは高水時には冠水する場所なので水没する橋なのだが、当サイトではこうした橋は沈下橋とは見なさない。堤外地にあるタダの橋だ。
(2022年11月22日訪問)