体仏堂は、北浦集落からなまはげで有名な男鹿真山(しんざん)神社に登る参道の途中にある。見どころの多い男鹿半島のなかではどちらかという小さな存在だ。現在は常在院というお寺がこの堂を管理している。
しかし、観光ルートの途中にあるためか、観光客がひっきりなしに来ていた。
五百羅漢、千体地蔵というのはわりとあるが、1万体というのはなかなかお目にかかれない。
一つひとつの仏像は10 cm くらいの木彫りで、造形は単純。これが3間四方の堂の壁と言わず天井と言わずびっしりと貼り付けてある。数えたわけではないが、これなら1万体はあるだろうと思う。
(1999年08月24日訪問)